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はいさ~い!~part8~

皆さんこんにちは!
株式会社オンファービスの更新担当、中西です!

 

さて今回は

~サトウキビ~

ということで、サトウキビが沖縄にもたらされた歴史、産業としての発展、戦後の変遷、現代における役割などを深く掘り下げていきます♪

沖縄の広大な畑に青々と茂るサトウキビ(さとうきび)。沖縄の名産品として知られるサトウキビは、黒糖や泡盛、ラム酒の原料となるだけでなく、島の経済や文化、さらには歴史に深く根付いています。


1. サトウキビの起源と沖縄への伝来

① サトウキビの原産地と世界への広がり

サトウキビの原産地は、東南アジア(インドネシア・ニューギニアなど)とされ、古代から人々に利用されてきました。

インド(紀元前500年頃):砂糖の原料として利用開始。
中国(7世紀):唐の時代に広まり、「甘蔗(かんしゃ)」と呼ばれる。
アラビア・ヨーロッパ(8~10世紀):イスラム商人によって世界各地に伝播。

このようにして広がったサトウキビが、日本の沖縄へ伝わったのは、琉球王国時代(14~15世紀)のことでした。

② 沖縄へのサトウキビの伝来

サトウキビが沖縄にもたらされた経緯には、琉球王国の交易の歴史が関係しています。

伝来時期

  • 16世紀頃、中国・台湾との貿易を通じて伝わる。
  • 1623年、薩摩藩の奨励により、本格的な栽培が始まる。

なぜ沖縄で栽培が定着したのか?

  • 沖縄の温暖な気候がサトウキビの生育に適していた。
  • 砂糖は当時「貴重な輸出品」として経済的に価値があった。

こうして、サトウキビは沖縄に根付き、砂糖産業の基盤が築かれていきました。


2. 江戸時代のサトウキビ産業と琉球王国の経済

① 薩摩藩の支配と砂糖の専売制

1609年、琉球王国は薩摩藩(現在の鹿児島県)による侵攻を受け、以降、琉球王国は薩摩藩の支配下に置かれることになります。

薩摩藩は琉球を通じて中国と貿易を行い、サトウキビを砂糖として輸出することで大きな利益を得ました

砂糖専売制の導入(17世紀)

  • 薩摩藩は「サトウキビの栽培を推奨し、収穫した砂糖を専売」する制度を確立。
  • これにより、砂糖は琉球の最大の輸出品となる。
  • しかし、農民たちはサトウキビの強制栽培に苦しみ、生活が厳しくなる側面もあった。

この時代、砂糖は「白い黄金」とも呼ばれ、非常に価値の高い商品でした。


3. 明治時代以降の沖縄の砂糖産業

① 明治時代の沖縄の近代化と製糖工場の設立

1879年、琉球王国は廃止され、沖縄県として日本に組み込まれました。この時期、沖縄では近代的な製糖工場が建設され、砂糖産業が一気に発展します。

主な出来事

  • 1895年:「沖縄製糖株式会社」が設立され、大規模な砂糖生産が始まる。
  • 1900年代前半:サトウキビ畑が拡大し、沖縄の主要産業に。
  • 1920年代:「黒糖」だけでなく、白糖の生産も増加。

この時期、沖縄の経済はサトウキビ産業に支えられており、多くの農家がサトウキビ栽培に従事していました。


4. 戦後の復興とサトウキビ産業の再生

① 沖縄戦による壊滅的な被害

1945年、沖縄戦により多くのサトウキビ畑が破壊され、砂糖産業は壊滅状態に陥りました。

戦後の状況

  • 食糧不足により、サトウキビではなく芋や米の生産が優先される。
  • しかし、戦後の復興とともにサトウキビ産業の再生が進められる

② 米軍統治下の影響と砂糖産業の復興

戦後、沖縄はアメリカの統治下(1945年~1972年)に置かれました。この間、沖縄の砂糖産業は米軍の政策に影響を受けましたが、次第に回復していきました。

主な出来事

  • 1950年代:アメリカの支援で製糖工場が復興。
  • 1960年代:サトウキビ畑が拡大し、輸出量が増加。
  • 1972年:沖縄返還後、日本政府の支援により、サトウキビの生産量が安定。

このように、サトウキビは戦後の沖縄の経済を支える重要な産業となりました。


5. 現代のサトウキビ産業と沖縄の未来

① 沖縄のサトウキビ産業の現状

現在、沖縄ではサトウキビは主要な農産物として生産が続けられています。

生産地域:本島南部・宮古島・石垣島など
用途:黒糖・泡盛・ラム酒・バイオ燃料

沖縄の黒糖は「ミネラルが豊富で栄養価が高い」と評価され、全国的に人気があります。

② 課題と今後の展望

課題

  • 農家の高齢化・後継者不足
  • 気候変動の影響(台風被害)

今後の展望

  • サトウキビを活用したバイオ燃料開発の推進。
  • 観光と連携し、「黒糖作り体験」などのツーリズム促進

沖縄のサトウキビは、今後も進化を続けながら、地域経済と文化を支えていくでしょう。


6. まとめ

沖縄のサトウキビは、琉球王国時代の交易から現代まで、沖縄の歴史と経済を支えてきた重要な作物です。

琉球王国時代:中国・薩摩との貿易で発展。
明治~戦前:近代化し、沖縄経済の柱に。
戦後復興:米軍統治下で再生し、日本復帰後に安定。
現代:黒糖・泡盛・バイオ燃料として活用。

サトウキビは、沖縄の歴史そのものを映し出す農産物。今後も新たな可能性を秘めながら、その価値を高めていくことでしょう。

 

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